Oracle Cloud Infrastructure(OCI)Ampere Armベースのコンピュートは、AI、コンテナ、ビッグデータ、Webサービス、および関連するワークロードに対して市場をリードするコスト・パフォーマンスをもたらします。
OCIは、業界をリードするコスト・パフォーマンスのメリットを持つ、Ampere Armコンピュートを提供しています。
OCIは、1コアから156コア、コアあたり1 GBから64 GBのメモリまで拡張可能なArmベースの柔軟なVMシェイプを提供し、アプリケーションのニーズに合わせてVMを適正化し、リソースの無駄を省きます。
1コアにつき1スレッドを実行し、スレッド間で実行エンジン、レジスタ、L1/L2キャッシュの共有を排除することにより、攻撃対象領域を最小限に抑え、Ampere Armプロセッサのセキュリティを強化します。
新しいOracle Ampere A2 Armベースのコンピュート・シェイプの発売についての詳細をご覧ください。
Oracle Cloud Infrastructureでは、1CPUあたり業界最高水準の80コアを搭載したAmpere Altraプロセッサを提供しており、すべてのコアが最大周波数3.0Ghzで安定して実行することが可能です。各コアには64KBのL1 Iキャッシュ、64KBのL1 Dキャッシュ、そして1MBの巨大なL2 Dキャッシュが搭載されており、予測可能なパフォーマンスを実現しています。
Oracle Cloud Infrastructureの高性能のクラウド・アーキテクチャと組み合わせることで、AmpereのAltraプロセッサはクラウドにおいて最高のコスト・パフォーマンスを実現します。
Ampere A1コンピュート・シェイプは、160コアのベアメタルと最大80コアのフレキシブルVMの両方で利用でき、価格は1コア1円で、コアはOCPU時間当たり0.01ドル、メモリは1GB時間当たり0.0015ドルで全リージョンで請求されます。
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)は、現在利用可能なほとんどのArmコアを搭載した強力なベアメタル・サーバー、ワークロードを細かくサイズ調整できる柔軟なVMシェイプ、レイテンシや データのローカリティ要件に対応するDedicated Region Cloud @Customerの3つの形態で、Armベースのコンピュート・オプションをお客様に提供します。
独自の柔軟なVMシェイプのコア数は1~156、コアあたり1~64GBのメモリで拡張可能です。また、VMの作成やサイズ変更時に、特定のコア数やメモリ量を選択することができるようになりました。この柔軟性により、ワークロードの要件によりマッチしたVMを構築することができ、コストを最適化しながら最高のパフォーマンスを得ることができます。
Ampere A1およびA2コンピュート・プラットフォーム・シェイプはArmプロセッサを実装しています。各プロセッサのコアはシングル・スレッドで、独自のリソースを持っています。1コアにつき1スレッドを実行することで、スレッド間での実行エンジンやレジスタ、L1/L2キャッシュの共有を行わないため、攻撃対象の領域を最小限に抑えることができます。これにより、潜在的なコア共有やスレッドセキュリティの問題が解消され、プロセッサのセキュリティ・ポスチャが強化されます。
Ampereプロセッサに組み込まれたセキュリティと合わせ、Oracle Cloudのセキュリティファーストのアプローチを、コンピュートとネットワーク、ストレージの全体にわたり提供します。また、ビジネスクリティカルなワークロードに必要となるセキュリティ・レベルを提供するために、必須の保護サービスによって補完されます。
クラウドのワークロードにとって、システム・パフォーマンスは非常に重要です。Ampere Armベースのプロセッサは、クラウドに必要なスケールで予測可能なパフォーマンスを提供できるように設計されています。Ampereプロセッサのシングルスレッドコアは、コアのリソースの競合が発生しないことを確実にするよう支援します。このArmベースのCPUは、ターボコアの周波数に依存せず、特定のワークロードに対してスレッドごとにより高いパフォーマンスを提供します。クラウドのワークロードでは、最大周波数3.0GHzを維持したまま、予測可能なパフォーマンスを発揮することができます。これにより、クラウドのお客様は、支払ったコストに見合った価値を得ることができるようになります。
Ampereのシングルスレッド・コアとキャッシュの設計によって、コア数を増やすとパフォーマンスはほぼリニアに向上します。これは、メディア・エンコーディング、暗号化、AI推論、特定のHPCワークロードなど、プロセッサ集約的なワークロードにおいて特に有効です。
オラクルは、多くのテクノロジーおよびオープンソース・パートナーと密接に連携しており、お客様がパートナー・エコシステムにおける最新テクノロジーと高度な専門知識にアクセスできるようにしています。オラクルは、ISV開発者ツール、GitLab、Jenkins、Dockerなどのオープンソース組織、およびArmなどのテクノロジー・パートナーを提供し、サーバーサイドのArmベースのソリューションを迅速に構築して実行し、既存のアプリケーションをシームレスに移植できるようにサポートします。オラクルは、Oracle LinuxやJava、およびMySQL用のArmポートを提供しています。このため、お客様はAmpereコンピュート上でスピーディーに開発をはじめることができます。
Oracle Cloud Infrastructureには、複数のコンピュート・オプションがあります。IntelやAMD、NVIDIA、およびAmpereのCPU/GPUアーキテクチャを使用して、ベアメタル・インスタンス、VM、コンテナを作成したり、サーバーレス機能を実行したりすることが可能です。Ampere Arm CPUを追加することで、ワークロードの実行方法の多様性がさらに高まります。オラクルのパブリック・クラウドまたはOCI専用リージョンで、コンテナ、ベアメタル・サーバー、VM上にアプリケーションを導入します。OCI Dedicated Regionは、自社データセンターでクラウドのパワーとAmpereのベアメタルやVMシェイプのパフォーマンスを利用したい場合に最適です。
Oracle Ampere A1およびA2コンピュート・プラットフォームのシェイプは、Oracle LinuxやUbuntuなど、一般的に使用されているLinuxディストリビューションをサポートしています。これらのイメージはすべて、OCIコンソールから簡単にアクセスでき、導入することができます。Ampere用のOracle Linux Developerイメージは、Java、Python、PHP、Node.js、Go、およびC/C++のランタイム言語をサポートしています。このDeveloperイメージにより、一般的なプログラミング言語とOCIクライアントツールおよびユーティリティを含む開発環境のインストール、構成、起動が可能です。
Ampereのコンテナにおけるパフォーマンス特性により、OCI AmpereはKubernetesクラスタ上でコンテナ化されたワークロードを実行するための理想的なコストパフォーマンスのソリューションとなっています。OCI Ampereを活用してOCI Kubernetes Engineでコンテナを実行することができ、大規模で最高のコストパフォーマンスを享受できます。
「Oracle Cloud Infrastructure A1コンピュート上のKubernetesの能力と柔軟性を活用することで、大規模なシミュレーション・モデルの精度とパフォーマンスの向上を実現でき、これは2021年以降のチームとビジネス・モデルとしての成功に貢献しています。今後、OCI A2に移行することで、パートナーシップの継続とともに、さらに大幅なパフォーマンス向上を実現できることを期待しています。」
- Oracle Red Bull Racing、CIO、Matt Cadieux氏
OCI Ampereは、動画サービスやWeb会議のワークロードの実行に最適で、リニアなスケーラビリティ、低レイテンシ、予測可能なパフォーマンスを提供し、プロセッサのノイジー・ネイバー問題からの影響を防ぎます。
クラウド・コミュニケーション・サービスの大手である8x8, Inc.は、Ampere A1インスタンスを導入し、エンタープライズクラスのサービスを3週間で展開し、高いパフォーマンスと低レイテンシを実現しました。
「OCI Ampereプロセッサは、非常に素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。リアルタイムの音声や動画などのアプリケーションに非常に重要な一貫したリニア・パフォーマンスが得られます。コストパフォーマンスも優れていました。私たちはコストを削減でき、環境に配慮したことをしているので、3つの目標をすべて達成しています。」
—8x8、グローバル・ネットワークおよびDevOpsのSVP、Mehdi Salou氏
Armコンピュートは、分析、Redis や MySQL を含むデータベース、その他のワークロードに対して予測可能なパフォーマンスを提供します。インメモリ・データベースやキー/値ストアなど、メモリ消費量の多いワークロードやマルチスレッド・アプリケーションは、Armベースのコンピュート・サーバで良好に稼働し、優れたコスト・パフォーマンスを提供します。
「OCI Ampere Compute上でScyllaDBを実行したところ、非常に優れたパフォーマンスが得られました。64コアのVMは32コアの2倍、16コアの4倍などのパフォーマンスを発揮できるように、コア数をリニアにスケールできることが特徴の1つです。OCI上にScyllaDBを実行することで、毎秒400万トランザクション以上、1ノードあたり7TBのデータを処理することができました」
—-ScyllaDB CEO、Dor Laor氏。
Ampereのコンピュートは、Webサーバ、アプリケーション・サーバ、コンテナなどの通常ワークロードや、NGINX、Webアプリケーションなどのクラウドベースのスケールアウト・ワークロードに対して、優れたコストパフォーマンスをもたらします。
OCI Ampereで最もパフォーマンスの高いワークロードの詳細